認定NPO法人地球学校様の『写真・動画で伝える実践講座』の講師を努めさせていただきました。
2023年7月15日・18日、かながわ県民センター(横浜市神奈川区)およびオンライン(Zoom)にて講師としてご招致いただき、『写真・動画で伝える実践講座』を実施しました。
地球学校様は、ベネッセこども基金の助成による「外国につながる子どもたちの日本語学習を支える教室のオンライン化事業」として、外国につながる子どもたちの学習をサポートしている方々向けの学習支援サイトを制作中でした。
講座をご依頼いただいたきっかけは、その学習支援サイト「もぐらんワーク」を閲覧対象者である学習支援者の方々に活用していただくための導線・デザインについてご相談いただいていたことからです。
学習支援サイト「もぐらんワーク」を学習支援者の方々に活用いただくために、活用方法の動画をスタッフの方々で作成し、掲載したいということになりご依頼いただきました。
写真・動画講座というと、編集ツールの使い方や実際の編集を試みるものが多いと思いますが、講座の骨子を組み立てる際にヒアリングしていたところ、「学習支援のコンテンツに求めることは何か」や「どのような動画があると効果的なのか」ということを明確にすることが重要だと感じました。
また、「気軽にやりたいと思ってもらい、どのフェーズでもいいから参加してもらいたい」というお声も大切にしたいと思いました。
そこで、今回は、「動画を作成する流れは編集ツールで編集するだけではなく、いろんな参加の仕方があること」や「アイデアを出し合ったり、それを共有することがいい作品づくりにつながること」などをテーマに下記の流れで実施いたしました。
- 教材の使い方を共有しよう
- 動画の作り方とそのツール
- チャレンジしてみた!(サンプル動画の紹介、サンプル動画から感じたことを共有しよう)
- 動画制作のポイントを考えよう
- 制作にあたって注意すること
講座の参加者の中には、実際に動画を作成したり、編集したりする講座だと思われていた方もいらっしゃり、最初は「何が始まるのだろう」という表情をされていましたが、グループワークで「学習支援のコンテンツに求めることは何か」や「どのような動画があると効果的なのか」などをディスカッションするにつれて、白熱した場となりました。
講座後は、「写真や動画のスキル以前に大切なことって何かがわかった」「本当の意味で必要なことが何かがつかめる時間だった」「ふだん言葉にしていないけど子どもたちとの時間への思いを自分も言葉にできたし、ほかの人からも聞けて良かった」といったご感想をいただき、これから作成される動画を楽しみにできたひとときでした。
地球学校様、ご依頼いただきましてありがとうございました。